隣の子共

 昼からは田んぼを鋤いてもらって、少しだけジャガイモを植えた。そのあたりから隣の小学生二人が家の畑に表れて、「こんなん出来るでー」と言いながら擁壁の上を歩いたり、止めてあるトラクターに乗ったり、小型ユンボの運転席に座ってみたり、いろんなことをして見せてくれる。苗の水掛けのための井戸水を出してみだり、田んぼの土を丸めて「お団子だー」と言って見たり、剪定した植木の葉を燃やしていたら、小さな枝を拾ってきてその中へ放り込んだり。いろいろなことをして見せてくれた。

 相棒のことは「おじいちゃん」と呼ぶのだけれど、私のことは「おばちゃん」と言ってくれて、ちゃんと心得ている。

 隣の子なんだけど、名前を聞いてもすぐ忘れる。二人だからどっちが誰だかわからなくなる。何回も聞いたら、「紙に書いたる」と言うことで、カレンダーの裏に大きく名前と、似顔絵を描いてくれた。一人はメガネが、、、。もう一人は髪の毛を括っている。わかりました。此れではっきりわかりました。今その絵は、我が家の台所に貼ってある。

活発ないい子たちだ。