訳の分からないお年寄りが裏口から

事務所の裏口から、何か用紙をひらつかせてお年寄りが入って来た。丁度朝礼中だったが前へ回ってと通路を通ってもらった。要件は、「申告に行ったが、近くの銀行で教えてもらってくれ」だったようで、「うちじゃ無い、隣が銀行だから隣へ行って」と指指して教えた。しばらく経ってまた、その人が帰って来た。「向こうへ抜ける道は無いのか」と言ってきた。私は「姫信の東に広い道があるから其処を通ったら裏へ抜けられると教えた。外に居た夫が言うには、そのお年寄り我が事務所と姫信の間の扉を開けて通ろうとしていたらしい。
「いかれへんし、自分の車が無い」と言う。仕方なくもう一度入って来た所を通ってもらって、裏へ出た。それも私が付いて行って。さっさと歩いて裏で待っていると、どうも階段につまずいて転んだみたい。こんなところで骨折でもされたらかなわんなーと思っていたら、まま、ゆっくりと起き上がって、裏へ出た。何と事務所の駐車場に軽4を止めている。「はい。バック見といてあげるから早う乗って」と言うと、車に鍵を掛けてどこかへ行こうとする。「ここは家の駐車場、止めてもらっては困る」というと「あんなおっさんが止めても良いと言った。わしは知らん」と言う。どうも夫が、申告に来た人と思ったらしい。「姫信の駐車場は、すぐ横やから」と強引に出て行ってもらった。
なんだか無駄な事に時間をつかってしまった。なんやねんあのおっさん。