農業政策について

現在、稲作は40%近い減反を強いられている。昨年は戸別補償であったが、ゆくゆくは、保証金は営農組合にしか入らないようにするらしい。
営農組合は、村の人全体で管理し、収穫は全員で行い、持ち反別毎に費用を負担し、売上もそれに応じて入る。普段の水管理、草刈り、肥料やり、農薬散布も全員で行うため、「もう、これくらいで良いんちがう」てな具合で一生懸命稲作をしようとしない。肥をやり過ぎると、下手したら稲は倒れる。なら少しにしよう。西高室がすでにこの方式をとっていて、稲はちょろちょろ、涼しい風が稲の中を吹き抜ける。稲刈りも早く済む。是で良いのだ。補助金が出るから。本末転倒もいいところだ。
政府の補助金攻めは、農業を全然知らない人の考え。
我が家では昨年トラックターを購入した。290万円だった。290万円あれば、お米がなんぼ買えるか知れない。死ぬまで食べても食べきれないよ。と人は笑う。
でも全然違うと思うよ。良いお米を少しでも沢山収穫して、安くおいしく食べて貰う。是が生き甲斐ではないだろうか。