我が家の稲刈りは済んだ

いつもの年だと、我が家の稲刈りが済むと、どこにも稲が残っていない状態になる。今年も小谷の村は同じ状態になった。ある一軒の特別な家を除いて。
ところが今年は、ほかの村を見ると、まだまだたくさんの稲が残っている。天候のせいなのか。いやいや、昨日を含めその前の5日間は良い天気が続いた。
なぜ稲刈りが済んでいないのか、つらつら考えた。営農組合に依頼か、ある一定の人に依頼、もしくは農協に依頼しているからだ。3反から5反ぐらいだと一軒の家で稲刈りをすると、いくらもたもたしていても3日で済む。私の知っている方は20町歩余りを引き受け、3人ぐらいで稲刈りをしている。1日にたとえば1町歩を刈ったとして、乾燥もしなければならないし、3日や4日でとても済まない。ましてや台風で倒れてしまった山田錦は、自分の家のだと苦労しても刈り取るが、他から預かったものなど「ええぃ」と捨ててしまうだろう。
人に依頼して米を作ってもらっている人が多くなっているのだと感じる。
あっちこっちで、草ぼうぼうの田んぼを見かけるようになった。日本の農業も変な方向に行っている。