ある内科医院で

ある内科医院に行った。狭い待合室に患者がいっぱい。まあ、私ぐらいの年の方かなー。たぶんもっと若いと思う。看護師が言った。「長田さん、血圧はかってくださいねぇ」。私は知らん顔していた。
なぜって、狭い待合室の片隅の血圧計は、みんなの方を向いている。最高血圧最低血圧・脈拍数は、みんなから丸見え。赤い大きな数字が見える。だってこれでは、個人情報丸わかりじゃないですか。大きな病院にも同じ設備はあるが、待合にいる患者からはずいぶんと離れたところにあって、測っていることはわかっても数字までは見えない。
医師の前に座って言いました。「血圧は測っていません。あれは個人情報の開示です。あそこで私は測りません」医師は「良いですよ。長田さんはここで測りましょう」それでいいのです。まま、一件落着。
前回はそこで測った。隣で待っている人が「ずいぶんたかいねぇ」ですって。医者へ息せき切って行ったときは必ず高い。知ってるもん。