キャー蛇がー

相棒が、「ジャガイモを掘ってもって帰ったぞ−」と言うから、納屋へ確認に行った。納屋と言っても鉄骨建ての大きなものだ。その中には長田電気工事の車がはいっている。シャッター切りきりに止めてあったので、お腹をへこませて(へこませたつもり)シャツターすれすれに横へ足を滑らせた。「えっ何」足元で黒いものが動く。「キャー蛇」シヤッターを上げようとしたが、丁度スイッチの真下で長くなって居る。どうしたものか「どきどきしながら足をトントンと踏むと、荷物と荷物の間に入り込んで、くの字を何度も繰り返し隠れている。かと思えば、鎌首をもたげて反対に威嚇する。
相棒に「ちょっときてー」と叫んだが「ほかしとけー」と言ったきり家から出て来ない。
両方のシャッターを上げたまま、ご飯を食べたが、次に行って見ると荷物の間にもいなくなっていた。何処へ行ったか。一昨年・昨年・今年と続けて三度目。
家の主かしら。段々大きくなっているように思う。