「おーい箒持ってきてくれー」

事務所の玄関から内に向かって大声で怒鳴る声がする。竹箒を持って飛んで行くと、県道にビスやナットやらが散らかっている状態になっていた。市役所の職員2人がスコップと小さな箒をもって掃いている。「どないしたん」言わずと知れた長田電気工事の材料が散らばっているのだ。
誰かが市の環境課に通報したようで、私も大慌てで、車が一杯来る道を大急ぎで掃いた。何か怒鳴りながら通行していく車もあった。そりゃあ悪いわなー。ビスやステップルを踏むとタイヤに刺さってパンクする。あっという間に掃き取ったが、、、。夫は、他でも一杯、工具を落としたらしい。10万円もするヒルティとか、ロープまで。「もう電気工事やめよか」と弱気で言う。「どないしとったん」と私も声を荒げる。軽四トラックの後ろのボデーが開いて落ちたらしい。「そんなんあんたの不始末や」と一就する私。が夫は自分が悪かったとは一切言わない。軽四が走った所をもう一度走り直した。ちゃんと拾って道の横に置いて下さっていたらしい。
一件落着。
もたもたしてドジな事も多くなった。