浜 矩子氏の話をきいて

これからの日本経済はどうなっていくか。
経済学を勉強するのはエコノミストにだまされないようにするため。自分はどう考えるか、考えているかが大事。1.財政恐慌は皆さんもご存じの通り。2.漏洩金融・政策的に作られた余り金が、新興国に流れる。インフレを回避させる為に金利を上げると余計金が流れ込、益々インフレになる。3.ドングリ戦争・過去には大国が全世界を席巻していた。ローマ帝国時代⇒大英帝国時代⇒アメリカ時代⇒誰でもない時代になっている。多分皆さんはチャイナの時代と思っているでしょうが、成り立ちが違う。過去の時代ではすべての生産を自国の企業が行い、輸出していた。日本もそうだった。今の中国は、中国企業では無く、外国企業が中国に居て、生産をしている。ここが大きな違いで、中国主導ではない。今中国は名子役を演じているが、大人の名優になるには、日本が指導していくべき。
TPPは、例外無き貿易自由化ではなく、環太平洋地域内での貿易自由化であって、その他の地域とは自由化が阻害される。4.昆虫戦争・メタボキリギリスがアメリカ・ギリシャもそう。蟻はドイツ日本など。日本だけを考えると、キリギリスは政府・行政で、蟻は民間企業。もう良い加減にしてくれと言う状態だ。
国富論じゃなく、君富論がこれからの世界を変えていく。
質問した。「日本は政治主導がなかなか出来ない。どうすれは良いのか」浜先生曰く「それでいいのです。みんなの話を聞いてもたもたしている様に見えるが、民主政治はこれが良いのです。独裁者がいて、即決すれば、怖いよ」、、、。そうなんや。目から鱗だった。
もっと日本の国に自信を持とう。世界一の国債発行国だが、世界一の債権国でもある。アメリカの国債を、全世界の国々の国債を一番たくさん持っているのも日本なのだ。
収支計算書だけを見せられて、自国を卑下するのはやめよう。貸借対照表を見よう。
 一寸安心したかな。