今年は紀元2681年

 

 なんとなくだらだらと毎日が過ぎていくこの頃です。

そんな中、倫理研究所の発行する「新世」と言う雑誌を見ていて胸がキュンとなった。再発見「日本」この国に生まれ育ち、当たり前のようにこの地に暮らすわたくしたち。果たしてどれくらい母国のことを知っているだろうか。今年、建国2681年。現存する世界最古の国、我らが「日本」について考える。とある。国蝶「大紫」国鳥「雉」国魚「錦鯉」国石「翡翠」このあたりは知っていたかな。国蝶の大紫は知っていた。そのあとのことはあいまいだ。

紀元2600年の歌知っている人は少なくなっている。「金鵄輝く日本の栄えある光身に受けて、今こそ祝えこの朝、紀元2600年、ああ一億のむねはなる」。私が何歳? でもこの歌詞は母が何回も歌って私に聴かせたものと思う。この中の、「現存する世界最古の国」と言うところにキュンとなりませんか。

神武天皇の「建国の詔」(みことのり)の中には、政の精神は、ご先祖の助けがあって今の自分がある。先祖に感謝の気持つこと。国民全員が家族の様に仲良く、一軒の家に住んでいるような平和な世界を作りたい。その中心にあるものは夫婦、幸せな家庭がたくさん集まって集落を作り、その集落がまたたくさん集まって国を作る。そんな心で即位されたという。第126代今上天皇の即位の時もこの精神が引き継がれ「常に国民に寄り添う」とされている。この日本国の国民として、もっともっと誇りを持とう。自国の成り立ちをもっと勉強しよう。この歳になってつくづく思う。   長田達子