知覧特攻基地のトメさんの話 税のしるべ

トメさんは、商売に苦労している人を見つけては商売の手助けもする等親身になって世話をした。そのお陰で知覧税務署は毎年熊本国税局から高い評価を得た。税務署の幹部職員がトメさんに礼を言った。「トメさん有り難う。これで今年も知覧税務署も国税局から褒められる」と。日頃笑顔のトメさんがこのときは急に表情を曇らせた。「それは違う。それは駄目です。私たちは、税務署のためや、あなたたちの為に働いているのではない。社会のため、国のため、子供達の将来の為にやっている。役人は自分の為に働いてはいけない。皆の為に働くもの。」と。当たり前の言葉だが、誰もが忘れがちの言葉である。
以上は、一寸簡略したが、一般財団法人大蔵財務協会の発行する「税のしるべ」に乗っていた文章だ。忘れてる忘れてる。でも大分ましにはなって来たが、、、。