お米の胚芽

お米の胚芽が何処にあるか、知ってますよね。
従来からある精米所では「五分」「7分」「白米」「上白」と4段階になっていた。で、白米で精米していた。
この精米所が休業したため、低温精米所なるところへ変更した。すると「5分」「標準」「上白」と3段階になった。私は「標準」に設定して米を搗いた。ところが出て来るお米の胚芽の部分が「黄色い」ではないか。「ええっ、こりゃいかん。何でやろ」早速炊いて食べて見た。何の事は無い。いつもと同じおいしさだ。
 昨日、7町歩あまり米を作っていらっしゃる方に質問してみた。
「黄色いのは良いお米の証拠。お米の胚芽が生きている事ですよ。「上白」で精米すると、それが飛んでしまって、栄養も何もないお米になってしまう。昔から貧乏人には脚気が無くて、ええとこの人は白米を食べるから脚気になったんや」との説明を受けた。「へええっ。知らんかった」嬉しっ。自信を持って販売しよう。長い間こんな事知らんかったなんて。私としたことが。で、早速主人に言ったら、やっぱり知らんかったって。
今までの精米所では、胚芽の部分が飛んでしまって、栄養のない只の米だった訳だ。
胚芽の部分が黄色く残っているのが見えますか。真っ白のお米が良いと勘違いしないでね。