あるお宅を訪ねて

加西市広報に小さな広告を掲載している。それは、毎月少しずつ文言を変えて今月は「相続に関するご相談は長田達子税理士事務所へ」と書いた。
ある老婦人から電話があって、相続についてお聞きしたいとのことであったので、お宅を訪ねた。まあ、立派なお屋敷で、今、病院から帰って来たところだったとか。若い時からの苦労話、叔父から「おまえに」と農地を貰ったとか、色々お聞きして、あちらの親戚、こちらの親戚の甥・姪たちの自慢話。すばらしい一族であることのお話など、一部始終をお聞きさせていただいた。1時間以上はお聞きしただろうか。相続人は子供たち3人とのことで、田舎のこととて、土地の価格もそう高くなさそうだし、心配しなくても大丈夫ですよ、と結論をだして、帰りに頂いたのは315円也の梅ぜりー一袋だった。
ご主人の名前は覚えているが、後は全部忘れてしまった。
まあ、名刺はおいてきたのだが、こんな事があってもいいのかなー。と思っている。