光風流夏期講習 加西市吹奏楽団指揮者 中橋政博氏の講演

生け花光風流で夏期講習があった。コロナ禍の中、30分おきに5分間の窓開け等を実施しつつ、午前10時から午後4時半までの長丁場。30人ほどの出席者はマスクをし、熱心に受講した。見本に活けられた副家元の花と、実習した長田達甫の花。なんだかいつもしたことのない新しい発想で、、、。すごいなーと思った。

午後3時からは、加西吹奏楽団常任指揮者中橋氏の講演があった。団員10名ほどだった加西市吹奏楽団を80名もの団員を抱える大きな立派な吹奏楽団に育て上げられたお話。

一番えらいめする。威張るのではない。下働き準備などを一生懸命する。楽な演奏は良い演奏ではない。あこがれる人になる。お客様と団員の楽しいものをとりあえずやってみる。人と違う個性があって当たり前。あかん所を直し、いいところを引き出す。昨日の自分と今日の自分をくらべてみて、ちょっとでもよくなっていこう。

幾多の演奏をこなしているが、お金は取らない。全部ボランティア。「へええ!」

趣味に駆るお金は、「水道光熱費」みたいなもん。やれるときにやっていく。増えたときどうするかと考えておく。一致団結するための話し合いは、リラックスしているときにするのがとても大事。自分より新しい考えを持っている人が3人以上現れるのを待っている。バランスが取れていないといい音楽にはならない。好きで来ている人と、やる気があってきている人とは違う。したがって扱い方も違う。

60人が演奏していても、だれが間違ったかきっちりとわかる。これはすごいなーと思った。指揮者はこの耳を持っているのだ。やっぱりすごい人なんだ、と思った。