ホテルオークラ神戸でのこと

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先週の土曜日ホテルオークラ神戸で、光風流創流60周年の記念祝賀会があった。その席での出来事を思い出した。

長い長い来賓の祝辞、来賓のご紹介。祝辞は仕方がないとしても、あの来賓の一人一人のご紹介は「誠に失礼ではございますが、時間の都合上、お手持ちのパンフレットでご紹介に代えさせていただきます」にはできなかったのだろうか。これだけで1時間以上はかかってしまった。拍手したりしながら皆さん黙って聞いておられた。えらいと思うよ。辛抱していたが、乾燥した空気に、私は咳が出てしまった。コロナの時代に、皆さんからにらまれそう。隣の妹が、ポカリスエットをそっと差し出してくれ、コップに注いでくれた。一口で咳は収まったが、ホテルの接客係はだれも動こうとしない。私はコップを持って行って「お水ください」と申し出た。「申し訳ありません」と言いながらしばらくしてやっとお水が出てきた。なんと気の利かない、、。

しばらくして食事が始まった。前菜の次にパンを二つパン皿に置いて行った。途中で、またパンを持ってきた。何も頼んでいないのに二つ置いて行った。最後にコーヒーとお菓子が出てきて、お開きとなったが、皆さんパンは残しておられた。私も卑しく一生懸命食べたが一つは残った。

接客係りは、お皿を片付けながら、残ったパンをトレーの中に無造作に落とし込んでいた。私は言った。「あんた、もったいないで、そのパン、次のお客に出すの。そんなことしないでしょう。捨てるんでしょう。2回目にパンを持ってきたときに「いかがですか」と聞くべきでしょう。どこのホテルでもそう聞いてくれるよ」妹なんかもういらないと言っているのに置いて行った、と言っていた。ホテルオークラともあろうところが、、。