簿記教室の講師

簿記教室に通うには目的があるはず。とある団体で教室性を募集したところ11人もの応募があった。

 団体から送られてきた簿記のテキストは、伝票の記入方法から始まり、最終は一覧式の損益計算書を作成して終わり。それを2時間×6回。で、テキストの変更を願い出た。

今やコンピュータで入力し、手書きすることなどほとんどない。金銭出納簿は基本手書きであるが、それ以外で手書きすることなどほとんどない。でも勘定科目の意味が分かっていないとコンピュータにも入力できない。資産・負債・純資産・収益・費用の5大要素の成り立ち、一つの取引には必ず2つの裏と表の意味がある。例えば、50000円の商品を売り、現金を受け取ったとすれば、「現金50000 売上50000」の仕訳が成り立つ。資産50000円が増加し、収益50000円が発生する。で、複式簿記になる。

さて、一回目の簿記教室に集まった皆さんに「何のためにこの教室に来たの」と、問うてみた。90%の方が「簿記の試験を受けます」に手を挙げた。ひぇー大変だ。教科書はそれに近いものに変えてはもらったけれど、練習問題も易しいものしかついていない。

さあどうするか。ここでも個人差があって、資産・負債・収益・費用の意味さえ理解できない人から、すいすいと仕訳ができる人。ちょっと無理だよ。頑張ってついてきてもらうか。はたまた、しょうもなと思って足ふみする人。ちょいと頑張って、ここまで宿題といって難題を持ち出したが。さて、できるかな。