ぼんやりと

今朝のこと、何も考えずぼんやりと斜め下のタイルを眺めていた。目の中の左上に何か動くものが写る。そっちへ目を向けると、米粒ぐらいの蜘蛛が、その100分の一ぐらいの動くものを追っている。さっさっさ、素早い動き。逃げる小さな生き物。しかし物の5秒もしないうちに、どうも捕まってしまったみたい。しばらくすると、また別の小さな生き物がその一寸横で動く。蜘蛛は素早い動きであとを追う。こちらは10秒ぐらい続いただろうか。それでも蜘蛛の糸に捕まったみたいで、また捕獲された。

目に見えないぐらいの生き物たちも、生きるために必死で活動しているんだ、とこの時つくづく思った。

それと同時に、この小さな動きが私の目に入ったことを、ありがたいことだと思った。目がよく見えていることにも感謝。

何処にいたかは詮索しないでください。