法人倫理講演会でのことです。北播磨倫理法人会が開催したもので、小野エクラホールの一階会議室でした。税理士会の研修でもよく使うところで、南の窓から芝生が見渡せて素敵な会場なんです。
夕方5時からの講演会だったので、外からの光は無し、二人の講師の講演があった。一人目、壇上に上がると、どうも顔が暗くて見えづらい。壇上を照らす照明がいくつもあるにも関わらず、それが講師の顔を照らしていない。一人目は何とか辛抱した。二人目、主演者の紹介があって、壇上へ進もうとされた。私はたまりかねて「ちょっと待って!! 照明が講師にあたっていない。そこのライトちょっと動かして」と言ってしまった。司会者や関係者もなんのこっちゃと、きょとんとした顔している。なんでそんなことに気がつかんのや。とまくし立てる私に、講師は、「この頭で明るくしますから」とおっしゃる。なるほど少々剥げていらっしゃる。私は「なるほどそこに配慮しましたか」と笑って終わりにしました。
終わりの言葉に、照明が当たっていないことに気が付かず、誠に申し訳ありませんでした。と司会者が言った。そこで言うかと思ったが、何せ気づくとすぐ言う性格で、一寸困ったものだが、主催者の一人が懇親会の席で、「みんないい勉強になったと思います。有り難うございました」と言ってくれた。まこんなことです。
