こんなことがあった

小谷区はもう20年も前に圃場整備を行って、2反半〜5反ぐらいの大きさの田んぼが多くなった。持っていた反別から割り振って分けたが、大きな田んぼを2軒から3軒で分け分けして持つことになった。我が家でも「分け町」となっている田んぼが3か所もある。その一つでこんなことがあった。
猪の電柵をするのに「一緒にしましょう」と言ったが「うちは家でするから長田さんとことは一緒にしません」と言うことだった。それは仕方がないのでそのようにすることにした。一方の田んぼの持ち主をAさんとしよう。Aさんと長田は、別の種類の稲を作った。真ん中の境界は幅15センチぐらいのコンクリートである。Aさんはそのすぐそばに電柵を作った。共同ですればその電柵はいらない部分である。長田はその部分はそのままにしてその他の部分をコ型に電柵をした。
さあ、稲を刈った後、電柵はどうするか。A さんの方は早生だったので、先日台風の前には刈り取ってしまった。思った通り、自分ところが済めば、電柵を片付けた。境界にあったものもなくなって、長田の方の田には一方に電柵がなくなったわけである。へぇぇやっぱりとあきれたが、それも仕方がない。長田は長田で今日電柵を取り付けた。
この説明でわかるかな。とにかく一つの田んぼを真ん中で割っているので、ぐるりに電柵をすれば真ん中の部分はいらないのである。真ん中の部分もたったの15センチしかないので、その境界に二重に電柵をする意味も無いのだが。
何か協力するとか、話し合いをするとかも行われなくなった人々にあきれる。自分さえよかったら良い、と言う風になってしまって情けない。