日本人の食事

日本人だけでなく、世界中の人々が食べ物に感謝して食べていると思うが、飽食の時代になり、食べ残したり、好きな物だけを食べるのが当たり前になってきた。世界では食糧難に苦しむ人が居る一方で、「お腹いっぱい。もう食べられへん」ぐらい食べる。太った太ったと勿体ない事を言っている。
私の育った村は、田植えする水が無くて、6月末に大雨の降るのを待って田植えをしたものだ。水は大切な物で、山の中に池に流れ込む溝が作ってあり、年に一回はそれをさらえる作業を村中の青年で行っていた。男子も女子もだ。これにより先人が工夫をこらした構築物に感心したものだ。感心したのは私だけだったかも知れないが、水の大切さを嫌というほど味わった。
このようにして、食べ物の大切さも同時に体得した。
政府は、食べ物の大切さより、所得の事ばかり考えて、農業に補助金を出す。農業を法人化にして麦を蒔き、補助金だけせしめて麦は刈り取らずに鋤き込んでしまう。こんなアホな事ばかりやっていては、日本の国がだめになってしまう。TPPとかなんとか言っているが、それ以前の問題だ。
ささやかでも野菜を作り、食べ物を大切にしたいものだ。