東京までつれてってと言う友がいて

女税連の全国総会が、東京のニューオオタニであった。「チケットも買ったことないし、一人で行かれへんので、先生チケット買って」と言う税理士がいて、仕方なく姫路まで行ってチケットを買って送ってあげた。丁寧に「先生は乗車券と帰りの特急券は買ってね」と伝言して、行きの特急券と指定席をとった。帰りは東京からだし、自由席に乗れば新大阪まで目をつぶっていても帰って来られると、何回も言った。
さて、帝国劇場で観劇「三銃士」を済ませ外へ出ると、土砂降りの雨。地下道を通って有楽町まで歩いた。有楽町で乗車券を機械に通せば、JRだからそのままのれるからと教えた「「ふんふん」と彼女は聞いていた。有楽町からは一駅で東京に着く「東京・東京」のアナウンスを聞いたとき、彼女は「はや東京?あっはっは」と笑った。電車を降りて、新幹線までの途中で、彼女を見失った。ああどないしょ。おってないやんか。と私は探した。しばらく改札口で待ったが現れない。駅員に新幹線の改札口はここだけですか。と聞いたら「ハイ」と言った。で仕方なく電車に乗りましょう。でも無責任などと反芻し、彼女の携帯に電話した。でも出ない。「16時40分に乗るからね」と留守電に録音してのぞみに乗った。汗だくだった。
 帰り着いて彼女の自宅に電話した。「はいはい○○です」と涼しい声で言うではないか。ああ良かった帰ってた。彼女の弁「あんた、東京からだと新大阪までやったら何でも良いって言ったから、さっと乗って帰ったよ」「・・・・・・・」心配した私が馬鹿だった。人の世話なんか二度とするものか。と思った次第。