酒見(さがみ)北条の住吉神社の節句まつり

北条の住吉神社節句祭りは、正式には旧暦の三月三日である。子供の頃は新暦の四月二日三日に行われていたが、近年四月の第一土曜・日曜である。今年はたまたま子供の頃の日と同じになった。三月三日の節句祭りは当然「おひな祭り」の日である。従って女の子の祭りと思っている。
男が、着流しにはちまき、裾をはしょつた姿で屋台を担ぐ。日本各地に祭りはあれど、着流しで屋台を担ぐ祭りは他に無いと聞いている。ほとんどの祭りは秋に行われる。しかし、北条の節句祭りは春、三月三日に行う。何と優雅ではないか。屋台を担ぐはやしも、祇園囃子だったり、伊勢音頭だったり。もしかして、昔は女性が屋台を担いでいたかもね。
究極の女性上位は「鶏り合わせ」の神事。東郷の鶏(男性と言われいてる)は西郷のとり(女性といわれている)を向かいに出掛ける。七回半出向いたところで、やっと女性側の鶏が重い腰を上げて中央の勅使塚へと進む。生きた鶏を二把にらみ合わせて神事は終わる。
午後八時半頃にはなるがなかなか意味の深い神事である。見に来て下さい。
加西市の風景でもアップしているが、この住吉神社の裏側から見た屋根がすばらしい。