倫理の役職者研修が神戸の文化ホールであった。何回か踊ったことのある舞台だ。加西からの皆さんは、バスで行った。朝8時半に加西を出て、、。
私は、踊りのお師匠さん家が近いもので、帰りにおけいこして帰るつもりで、車で一人で行った。
さておけいこが済んで、お師匠さん家を出たときは雨は降っていなかった。5時を少し回った頃だった。神戸西から淡路鳴門自動車道に乗った時だった。高速道路で木の葉が舞う。こんな現象に出会ったことがなかった。しばらくすると目の前で稲光が、、。ザァツと大粒の雨が車にたたきつける。目の前の道路が全然見えない。ワイパーを一番早いのにしてもだ。思わずブレーキを踏んだ。早くトンネルに入りたい。そんな思いで必死にハンドルを持った。私は大きなトラックを追い越したところだった。接触しないか、ガードレールにあたりはしないか。本当に怖かった。トンネルに入った。2300メートルほどある長いトンネルだ。やれやれ。助かった。
でもトンネルを出たときもまだ雨は滝のように降っている。やり過ごしたトラックの跡をつける。ティールの明かりで走りやすい。速度は60〜70㌔ぐらいに落ちていた。前の車もそんな感じだった。前のトラックが山陽自動車道に入る。良かった私とおんなじ方だって。三木小野のインターを降りるころには、雨も少しましになっていた。
加西に帰ってきたら雨の降った形跡のみ。水たまりがちょこちょこあるくらい。
怖かった。九死に一生を得た感じだった。
