流しが取り外された台所

なんと殺風景な。台所が家にとっていかに重要なものであるかがわかる。台所でなく、食ということの大切さをつくづく感じる。事務所の二階には立派な台所がある。そこでする食事はなぜか味気ない。なんなんだろう。
昨日の夜NHKためしてガッテンを見ていた。そこでは認知症の人の介護について話されていた。認知症の人とは、目を合わせながら介護する。すると今まで気力のなかった人に気力が出てきて、普通に話せるようになった事例があった。また、ある人は、一人の食事だが、鏡と向かい合って鏡を見ながらご飯を食べる。すると胃炎が直って元気になったなどであった。
疑問が解けた。自宅での食事は相棒と差し向いでしていたが、事務所では、場所の都合で並んで食事をした。おいしくないことが分かった。誰でもいい、向かい合って楽しくするのが食事なのだとわかった。

取り払われた流し台。