入院日記4

12月6日
 夕べはよく寝られた。9時半に飲んで朝5時20分まで、ぐっすりであった。鼾も聞こえなかった。さて、向かいの彼女少し元気になった様に思う。
けど、彼女の母親、朝、出会っても挨拶しない。顔を背けて知らん顔。迷惑はお互い様なのに。こちらから「おはようごさいます」と言ったらそれでも「おはようございます」と帰ってきた。知らないでもないらしい。朝の体温36.1
 彼女の病状について担当医師がきて、母親に話していった。「細菌性の髄膜炎になっている可能性が無いとはいえないが、かなり低いとは思いますが。一部それが疑われる部分が残っていますので、頭痛と発熱吐き気を伴うのがこの病気の特徴ですが、吐き気だけと言うのも不思議と思うのですが。髄膜炎だとすれば後遺症が残るのですが、その部分については大丈夫とは思うのですが。しんどいのがとれないのもおかしいですね。今日髄液をとって検査しますので、はっきりすると思います」とは、何とも曖昧な話しぶりではないか。本人がはっきりと直る気持ちが無いといけませんね。
 私は、今朝、採血があった。何らかの変化があるのだろうか。

昼食前、蓬莱医師ががこられて、「変わりはないですか」と聞かれた。「全然変わりはないんですが、仕事せんと遊んどんのしんどいね」(仕事しないで遊んでいること)と答えた。「副作用が無いからと言って、薬が効いてないことはありませんからね」と医師。「それだと良いんですが。この調子なら続けられそうです」と私。「頑張ってくださいね」と医師。頑張るぞ達子さん。お昼の体温36.2度
 午後3時頃 北嶋先生がきて下さった。副作用があまり無いようで結構なことです。この木曜日に注射を打って退院しましょうか。次は16日の木曜日3時頃になります。
次は23日で祭日になっていますので22日水曜日にしましょうか。はっきりした時間はまた追ってお知らせします。年末の30日は休みですが、採血と注射はしましょう。2ヶ月はこちらで見まして、後は荒木先生と相談しながらやっていきましょう。と言うことでした。ありがたいことです。今日の採血の結果は異常なし。どう異常なしか判らないが、
とにかく異常なしだそうだ。
 向かいの女性ですかお昼頃、1歳半くらいの子供さんがやってきました。この方の子供さんらしい。俄然言葉使いが変わってしっかりしてきました。やっぱり気の性だと思いますよ。
 4時過ぎふにゃふにゃ言って甘えた声をだしていた。めまいがするんだとか。主治医がこられて色々聞いておられたが、どうもはっきり判らない様子だった。次は眼科の先生らしい方が来られ、また色々説明をしておられた。お多福風邪のウイルスなら安静以外に無いとか。耳の奥の三半規管が炎症を起こしているのかもしれない。などと難しい話をされている。もう一度MRIをとって見ましょう。ベットごと出ていった。
 同室の80才のお方、「みなさんお世話になりました」と退院していかれた。気持ちのよい方でしたね。
 変わって同じ年くらいの女性が入ってこられたが、この方には、専門のお世話役が付いてらっしゃる様で、一寸いやな感じ。大丈夫でしょうね。
 お部屋に入ってくるなりあっちこっち電話をかけて、「部屋を変わりました」なんて大きなガラガラ声で言っていたので、お世話役の方かしらと思っていたが、当ののご本人でした。失礼しました。明日大きな手術を受けられるんですって。
 6時前、事務所の職員三人が花かごを持って、見舞いにきてくれた。みんなにこにこしてて、とてもよかったと思うよ。私もついついニコニコしてしまった。何回「すみません」と言っただろうか。自分でもおかしい位だった。夜の体温36.6度1度も上がってる。
 そうそう、書き忘れていたが、トイレは立てば水が自動で流れるやつですよ。加西病院もすごいね。20時54分 今から薬をもらいに行こう。お休みなさい。