とある食堂へお米を持っていく。午後6時ごろだったけど「本日は終了しました」のかけ看板が出ている。大きな車が2台エンジンをかけて止まっていた。よく観察すると、いつも吠える犬が2匹ともいない。散歩に出ているんだ、しばらく待つ事にしょう。
しばらく待つと、向こうのあぜ道を犬2匹を連れた誰かが通っている。あっあれだと思ってしばらく見ていた。2匹の犬はじゃれたり止まったり、とっても楽しそうにしていた。あんなに楽しそうに散歩をしている犬を見たことがない。やがて帰ってきた。「あっお待たせしてすみません」と言いつつ一匹の犬を杭に繋ぐ。つながれた犬は私の散歩はこれで終わり、とでも言うような、でもすがすがしい満足そうな顔をしてつながれた。もう一匹はいつもの自分の位置に向かってさっさと歩く。
「一寸早く終わったので犬の散歩が出来ました」とは店主の話。とても犬をかわいがっていることがよくわかった。良い光景を見ることが出来た。
