お米を搗く

自宅の食べる米がなくなって、「搗いてこなあかん」と何回言っただろう。今のところ昼間は忙しくてなかなか搗きに行く間がない。夕食を食べながら「明日のコメがない」といった。相棒は聞いているはずなのに何の反応もない。30Kのコメ袋は結構しんどくなった。平気な顔をして居間へ行ってテレビをみている。午後7時45分ごろ買い物に出て、その足で米を搗いて帰ってくる。何も言わなかった。当たり前だと思っているのが悔しいねぇ。
ある顧問先で「先生、御主人と一緒に寝てんの」と聞かれた。「部屋は同じだけれど、布団は違う」と答えると「鼾はどうなの。やかましいでしょう」という。「いいや、静かなもんで、生きているのかなとおもうときがある」「へぇぇ、すごいなー。雷鳥みたいやんか」「なんで雷鳥なの」「その年で、鼾をかかないのは、天然記念物もんやんか。世界遺産やでー」なるほどそういう事か。大笑いした。私たち夫婦は、お互いに鼾をかかない。静かなもんですわー。