大きい水とちょろちょろとした水

今年の米の収穫はまあまあであった。多くはないが、少なくもない。台風が無かったお陰で、倒臥の寸前で止まってくれた。稲刈り取り速度は、ボチボチ(ゆっくりの意)する。機械を走らせると、多くの良いお米が田に落ちて仕舞う。1日に三反の刈り取りは目一杯。
それまでの水の管理は大変だ。週一回は池の水をドンと落として入れる。夏場はあっという間に無くなってしまう。なんと言ったって土で出来た田んぼや土手、ずうっと水があるわけが無い。その代わり、溝には漏れ出た水がちょろちょろと流れる。その水を水中ポンプで田に取り込む。少々の電気代はいるが、その働きには目を見張るものがある。ちょろちょろとした水も、一晩で大きな田を潤してくれる。どうだ。是って凄いと思わない?少しの収入でも続けば大きなものなってくる。少々を見くびるなかれ。