さわやかな緑よ

さわやかな緑よ、明るい緑よ、鳥居を包み、藁屋をかくし、かおるかおる若葉がかおる。の、五月も今日でおしまい。本当に今年の五月はさわやかだった。雨も欲しい所だが、雨が少ないと苺が腐らなくて沢山収穫出来る。六月は「水無月」と言うが何故だろうと思っていたら「無」と言う字は「の」と読むのだそうで、「水の月」なら納得がいく。ラジオで言っていた。
ある資料によれば、旧暦の六月は水が無いときで、「水無月」水の無い月で合っているとか。ちなみに旧暦の今年の六月一日は七月十七日。一番熱い時期になるが。しかしこの節、梅雨が明けるのは七月二十日頃。水が無いとは言えない。田植えが済んで、一斉に水を湛えた田を見ると、毎年感動する。日本列島は水で覆われていると。水を大切に保存し、それを活かして使い続けてきた民族との感慨も深い。