短歌を何首か

老眼鏡 掛けて鏡を 見たならば 額のしわに 愕然とする
老眼も ありがたきかな 我が顔の 鏡に映るしわの 見えざり

バイバイと 手を振り娘らの 帰りゆく ティールランプの 光目で追う
「気をつけて」 見送る我ら 老いふたり 娘ら乗る車 角を曲がりぬ
娘は「こ」と詠んでください。正月の一風景です。難しい事は何も考えていません。ただ素直に。