入院日記12月3日

12月3日
 ぐっすり眠れた。なんと目が覚めたら7時だった。良い日和の様だ。食堂でテレビを見た。東京は台風で大荒れだったとか。
 朝食はご飯・卵のフレーク・大根の澄まし汁・人参とゴボウと高野豆腐を揚げで巻いた煮物・ミニトマト2個 牛乳 水くさいがぺろりと食べてしまった。
 昨日注射したインターフェロンはどうなっているの。看護師のNさんが、9時半検温にこられた。なんと体温36度。血圧135−72上等じゃないですか。
部屋は4人部屋でゆったりと広い。いびきをかく人もなかったように思う。
 向かいの女性は若い人の様だ。夕べはご両親がこられてなんだかんだと世話を焼いておられたようだ。か弱い声でなにを言ってるか判らない声でふにゃふにゃ言っている。私の嫌いなタイプだ。ご飯を少しも食べてないとか、お薬を飲むと戻してしまう、とかは看護師さんの声でわかる。点滴しましょうかとか、お注射したほうが楽になりそうですかとか、いろいろ気を遣って言っていらっしゃる。
 誰もいないときにそっとのぞいて言ってしまった。「病気は自分で直さな、気持ちだけや」と。隣の68歳と向かいの80歳も言ってたよ。早、午前10時になっている。
 目の検査(網膜炎の検査)に行ってくださいと看護師さんか言ってきた。ただただ眼科に行って名前を言えばよいそうだ。順番を待っている間にお腹が痛くなってきた。ちょっとトイレへ。いつものパターンだと思った。朝食に牛乳がついていた。家では暖めて飲むし、大丈夫と思って飲んだが、これがなかなかいけません。昨日は便秘をしたので今日は2日分がたまっている。はじめがんばっていくらか出た。この時点でもっとがんばっておればいいものを、呼ばれるかしら、なんて思って待合室へ。また痛くなってきた。もう一度トイレへ。今度も中途だと思う時点で待合室へ。呼ばれて中待合いへ。ここでまた痛くなってきた。看護師さんに「後へ回してください」と伝言してトイレへ。これはひどいついに気分まで悪くなってきた。吐き気がする。どうしょう。どうしょう。と思っている間に収まった。やれやれ。
 家や事務所では落ち着いているが、ここでは焦ってしまった。そうそう、中でがんばっているときに、ドアをがたがた言わす人がいる。ドアは離れているのでノックもできない。声も出ない状態だ。汗はびっしょり。血の気は引いて手は真っ白。かろうじて「入ってます」と言うことができた。まっ笑い話ですが、、、。
 目の検査は「少し白内障 たいしたことない。網膜は大丈夫」とのこと。
お昼ご飯は何か訳の分からない鳥か何かの空焼き。全然おいしくない。体温は36.9度
ちょっと熱が出てるね。注射をしたところが、青くなっているがこれでいいのだろうか。
 看護師さんに聞いた。「そのままじっとしておいてください。」とね。
 夕方6時30分から加西病院の看護師さんたちによる「きらり冬コンサート」なるものが実施され、気分が悪くないもので聞きに行った。コーラスあり・新舞踊あり・ハンドベルあり大西由香里先生のコンサートありで大変楽しいものだった。毎日やってくれたら良いのにと思った。市立加西病院コーラス部主催 市立加西病院共催 なかなか良いじゃないですか。回を重ねて35回目だそうです。立派なものだ。もう8時になっている。お休み。