大きな声では言えないが

11月3日に1メートルぐらいの崖から落ちた。たかが1メートルとお思いでしょうが、下はコンクリート腰骨を思いきり打った。「しもたっ!」って思ってももう落ちてしまっていた。声も出ないぐらい痛っ!!。ああこれでだめになるのか、一瞬思った。隣の住人が慌てて駆け寄り、抱き起してくださった。「救急車呼びましょか」立つと何とか歩ける。「大丈夫です」といってとにかく家に入った。救急当直医を新聞で探して電話した。「すぐ来れますか」に返事して、相棒に連絡、第一声は「あほやのう。何しとったんどい!」。車に乗せて行ってもらった。

とにかく整形外科医に診療してもらった。いろいろレントゲンを撮ったが、骨折はしていないという。しかし、夜になるとだんだん痛くなる。肋骨のあたりが、、。肋骨にひびが入っているのは間違いない。寝返り打つのも痛い。

11月6日 圭柳会の舞踊の会 神戸文化ホール この日は大勢をお誘いしているので踊らないわけにはいかない。穴はあけられない。必死で踊った。

次の日からは事務所へも出た。家事もした。鞄を下げて歩くのも痛い。車のハンドルも送りハンドル。痛いといったが、歩くのも痛いとは言えなかった。

あれから1か月。その間に生け花展があったし、そのための準備が大変だったが、みんなに助けられて今日になった。

1か月を過ぎると、この老体も回復するんだ。ほとんど痛みもなくなった。腰骨からお尻にかけて真っ青になっていた痣も薄くなって消えている。

まだまだ生きられることを確信した。ありがたいことだ。